
お正月には着物を着てお出かけしてみたい!という方へ。
「お正月の着物」に特別なルールはありませんが、おめでたい新年には縁起の良い柄や華やかな装いが似合います。
お正月におすすめの柄や着こなしについてお伝えいたします。
寒い時期ですので、防寒対策にも気をつけたいですね。
お正月の着物にはルールがあるの?
お正月の中でも、特に「松の内」(関東では1月1日から7日まで、関西では15日まで)は、年神さまが滞在されるおめでたい期間とされています。
お正月に着物をお召しになる場合には、新年らしい華やかな装いがおすすめです。
といっても、「着なければいけない」「着てはならない」着物のルールはありません。
基本的に自由に着物を楽しむことができますので、どうぞご安心ください。
ただし、浴衣など季節外れの着物は避けるようにしましょう。
1月には、温かい「冬の着物」を着用します。
冬の着物:
・袷(あわせ)の着物=裏地のある着物
・ウールの着物(ひとえ仕立てでOK)
お出かけ先別・おすすめ着物
親戚の集まりに着て行くなら

・訪問着や付下げを少しカジュアルダウンして
・華やかな柄の小紋着物で
・ほっこりウール着物も
ご親戚の集まりに着物を着て行くと、お正月気分もさらに盛り上がりそうですね。
ぜひ、新年らしい華やかな着物を選んでみてください。
訪問着や付下げを着て行く場合は、「しゃれ袋帯」や名古屋帯を合わせて、カジュアルダウンすると良さそうです。
小紋着物を着るなら、縁起の良い柄や華やかな色柄を選んでみてはいかがでしょうか。
ごく親しい家族の集まりなどには、レトロなウール着物もおすすめです!
初詣に着て行くなら

・訪問着、付下げ、色無地、飛び柄小紋などで上品かつ華やかに
・防寒対策をしっかり(道行コートやショールなど)
初詣に行くなら、神様に失礼のない装いを心がけましょう。特にご祈祷を受ける場合には、デニム着物やウール着物などあまりにカジュアルなスタイルはおすすめしません。
訪問着や付下げ、色無地着物など「準礼装」のスタイルがおすすめですが、上品な柄行きの小紋着物でもいいでしょう。
柄どうしの間隔が大きく開いている「飛び柄」の小紋は、付下げや色無地に近い感覚で着用できておすすめです。
冷え込みが厳しい季節ですので、「寒さ対策」をしっかりして行きましょう。
道行コートや和装コートのほか、大判のショールや羽毛ショールなどで温かくしてください。
「冬用」の和装小物などもありますので、ぜひ活用してみてください。
・冬用足袋
・和装ストッキング
・ロンググローブ
・草履カバー
・機能性インナー
・カイロ
観劇に着て行くなら

・訪問着、付下げ、色無地、小紋着物など
・縁起の良い柄を採り入れて
歌舞伎や歌劇なども、お正月には縁起の良い演目が多く、着物を着てお出かけしてみたくなりますね。
舞台上の演者さんも、着物姿の観客が多い華やかな客席を見ると嬉しくなるそうですよ。
演目にちなんだ柄や縁起の良い柄を、着物や帯、小物などに採り入れてみてはいかがでしょうか。
お正月におすすめの柄・吉祥文様は?
・干支の柄
2026年(令和8年)の「干支(えと)」は、「午(うま)」です。
縁起が良いとされる「左馬」の柄のほか、「流鏑馬(やぶさめ)」や「蹄鉄」のモチーフなどもおすすめです。
・松竹梅の柄
松は、一年中葉を落とさない「常緑樹」として、生命力を象徴するモチーフです。
同じく青々とした竹は、生長が速くまっすぐ伸びることから「成長や発展」をイメージさせます。
梅は、厳しい冬にも花をつけ香りも良いため、縁起物として愛されるモチーフです。
松竹梅が揃うと、ますます「おめでたい柄」としての印象が強くなります。
・南天の柄
冬にも赤い実をつける「南天」は、咳止め薬としても用いられます。赤い色は「魔除け」の意味があるほか、「難を転ずる」という言葉に通じるため、縁起が良いモチーフとされています。
・宝尽くしの柄
縁起の良い「宝物」のモチーフを集めた「宝尽くし」の文様も、お正月の着物や帯にぴったりの柄です。
「宝珠(ほうじゅ)」「金嚢(きんのう)」「打ち出の小槌(うちでのこづち)」「隠れ蓑(かくれみの)・隠れ笠(かくれがさ)」「分銅(ふんどう)」「鍵」「巻き物」などのモチーフがあります。
・鶴と亀
「鶴は千年」「亀は万年」とされ、健康長寿を願う縁起の良いモチーフです。
普段の着物としてはちょっと大げさに感じられる文様も、お正月にはぴったりですね。
帯留めや半襟の柄にも

着物や帯を新調するとなると、なかなか大変…という場合は、半襟や帯留めなどの小物の柄に縁起の良いモチーフを採り入れてみるといいですよ!
梅柄の着物に松葉模様の帯、竹のモチーフの帯留めなど、コーデ全体で「縁起の良い」文様を取り合わせてみるのもおすすめです。
特別なマナーや決まり事はありませんので、「遊び心」を持って、自由にお正月のコーディネートを楽しんでみてください。
まとめ
お正月には、ご親戚の集まりや初詣、観劇などに着物でお出かけしてみませんか。
お正月の着物として特別なルールや決まり事はありませんが、冬の装いとしてふさわしい着物を選びましょう。
正絹の着物は保温性がありますが、さらにコートやショール、防寒アイテムなどで、寒さ対策に気を付けるといいでしょう。 着物や帯のほか、半襟や帯留めなどの小物に、縁起の良いモチーフを採り入れてみてください。
