
これから着付けを習ってみたい方、最近着物を着るようになった方は、「着物姿にアクセサリーはあり?なし?」と悩む人も多いようです。
礼装の場合など、本来、着物姿の時には結婚指輪以外のアクササリーはつけませんが、カジュアルな着物ならアクセサリーを楽しんでも大丈夫ですよ。
着物とアクセサリーに関する基本的なマナーや、アクセサリーを楽しむ場合の注意点などをお伝えいたします。
フォーマル着物には原則としてアクセサリーをつけない
フォーマルシーンやお茶席の着物
留袖などのフォーマル着物(礼装・正装)の場合には、原則としてアクセサリーはつけません。
ただし、結婚指輪をわざわざはずす必要はありません。
結婚式などフォーマルシーンの着物姿には、ネックレスやイヤリング(ピアス)、ブレスレット、結婚指輪以外の指輪などを身に着けない方がいいでしょう。
アクセサリーに近いものとして腕時計があります。金具などをひっかけて着物を傷つけてしまう可能性もありますので、腕時計もなるべくしない方が無難です。
着物専用のアクセサリーとして「帯留め」を思い浮かべる方も多いと思います。
帯留めも、結婚式などのフォーマルシーンやお茶席などでは使用しません。
帯留めには高価な物が多くありますが、カジュアルシーンやセミフォーマルな着用場面で使用するものと考えてください。
例外的に「成人式の振袖」はアクセサリーもOK

振袖は「未婚女性の第一礼装」とされる立派なフォーマル着物ですが、成人式に着用する場合には、かなり自由なスタイリングが可能です。
成人式は「二十歳」の門出を祝う儀礼の場ですが、近年は同級生どうしで楽しむイベントという側面が強くなっています。
成人式の振袖は、「自分らしさ」を表現する手段の一つとして、自由なスタイリングを楽しむようになっています。
帯留めはもちろん、イヤリング(ピアス)などのアクセサリーを楽しむ方も増えています。
ただし、結婚式のおよばれなど、本来の「フォーマルシーン」に振袖を着用される場合は、アクセサリーはつけない方がよいでしょう。
セミフォーマルならアクセサリーも楽しんで
パーティーやランチ会などで、訪問着や付下げ、色無地着物などを、少しカジュアルダウンして着用される場合は、アクセサリーを楽しんでもOKです。
帯留めやイヤリングなどを、着物のデザインやテイストに合わせて選んでみるのも楽しいですよね。
カジュアル着物なら自由にアクセサリーを楽しんでOK
小紋着物や紬の着物など、カジュアル着物の場合には、アクセサリーを含めて自由なスタイルを楽しむことができます。
季節感のある帯留めや、着物や帯の柄に合わせた帯留め、イヤリングなどを採り入れてみてはいかがでしょうか。
・季節感のあるモチーフ
・着用シーンに合わせたモチーフ
・着物や帯の柄に合わせたモチーフ
アクセサリーを身に着けるときの注意点
着物姿でアクセサリーを楽しむ場合には、いくつか注意するべきポイントがあります。
①ネックレスやブレスレットはおすすめしません
和装では、すっきりとした襟元が美しい着姿のポイントになっています。
ネックレスは和装の襟元には合いませんので、しない方がいいでしょう。
襟元のおしゃれには、半襟や重ね襟があります。
美しい刺繍入りの半襟や、スワロフスキー、パールなどをあしらった半襟・重ね襟もありますよ。
ブレスレットは、着物の袖口にひっかけやすいのでおすすめしません。
②イヤリング(ピアス)が採り入れやすい

着物姿にアクセサリーを採り入れたいなら、イヤリング(またはピアス)がおすすめです。
和装のヘアスタイルは首回りがすっきりとしている場合が多いので、揺れ感のあるイヤリングなどがよく映えます。
一粒パールや宝石入りのピアスなども、お顔まわりを華やかに見せてくれそうですね。
③指輪は着物を傷つけないデザインを選んで
結婚指輪はフォーマル着物の場合でもつけたままでOKです。
カジュアル着物やセミもフォーマル着物なら、ファッションリングを楽しんでもOKですが、着物にひっかけにくいシンプルなデザインがおすすめです。
④帯留めや根付を楽しむ
昔ながらの和装用アクセサリーとして、帯留めや根付(ねつけ)を楽しむのもおすすめです。
帯留めをつける場合は、帯留めを通すことができるように、一般的な帯締めよりも細めの「三分紐」を使用します。
お気に入りのブローチを帯留めとして使うこともできます。
市販の帯留め金具を使えば意外と簡単に作れますので、自分だけの帯留めをハンドメイドしてみるのもおすすめですよ。
男性の根付は、帯に下げた小物が落ちないようにひっかけておくために使われます。高価な「細工物」として専門のコレクターがいるほど、人気の高い和装アクセサリーです。
女性用の根付は、付属のプレートを帯に挟んで、帯飾りとして使用されます。
愛らしいモチーフやパール、ビジューのついた物など、帯まわりのおしゃれにおすすめです。
まとめ

フォーマルシーンやお茶席の着物には、原則として、アクセサリーを身に着けません。
カジュアル着物やセミフォーマルの着物でしたら、アクセサリーを楽しむことができます。
ただし、ネックレスやブレスレットは、着物姿にはあまり似合いませんのでおすすめしません。
指輪はつけてもOKですが、着物にひっかけにくいデザインを選びましょう。
着物と合わせるアクセサリーとしては、イヤリング(ピアス)や、帯留め、根付がおすすめです。
